2019年春、初めて女性たちへの支援がスタートしました。
手芸技術を教えるため、ミシンや毛糸などの手芸用品をプレゼントし、手芸教室を開催しました。
これを機会に村の女性たちの間には手芸技術を身につけて作品を作り、現金収入を得たいという希望が芽生えました。
女性たちの自立を支援するため、「女性たちのコミュニティハウス建設」をサポートします。

2015年春のネパール大地震により、パタンジェ村では11軒の家が全壊、7割の家で半壊等の大きな被害が出ました。
私達は村の再建支援として、村の大工たちに耐震技術を学んでもらうために「耐震住宅のモデルハウス」の建設を行いました。
多くの方々の支援や協力のもと、2017年5月にモデルハウスが完成しました。現在モデルハウスは、村人たちの念願だった集会場として活用されています。

パタンジェ村を始めて訪問し村の診療所を訪ねた際に、ドクターから「村で一番多い病気は目と喉の病気で、原因はカマドから出る煙と畑仕事の土埃が原因だ」という話を聞きました。
問題を解決する為に、「全てのお家に煙の出ないカマド」をスローガンに、カマドの試作品を何度も作り研究を重ねました。また、煙突設置のための寄付金を「国際ソロプチミスト西宮」様から頂くことができました。2018年春から2019年春にかけて、煙突のついてない104軒のお家すべてに煙突付きのカマドを設置することができました。