兵庫県西宮市を拠点にネパールのパタンジェ村を支援する団体です

夢広の会とは

1.ネパールの山村パタンジェ村を支援しています

ポーターをしてくれたパタンジェ村の青年と

初めてヒマラヤトレッキングをした際にポーターをしてくれたパタンジェ村の青年と

2013年3月、念願のネパールへトレッキングに行きました。そのエベレスト街道のトレッキングで、ガイドやポーター(荷物を運んでくれる人)として知り合ったのがパタンジェ村の村人たちでした。
彼らと交流していくうちに、村の生活向上のために何かお手伝いできることはないかと考え、「夢広の会」を発足しました。

詳しくはこちら(ブログ)

2.お金だけでなく知識や技術を村人に伝えています

耐震住宅モデルハウスの打合せ

耐震住宅モデルハウスの打合せ

村を支援するにあたって、私たちは一方的にお金を渡すだけでは本当の解決にはならないと考えました。
お金での支援でなく、教育を受ける機会が少なかった村人たちに知識や技術を伝えることが大切だと考えています。
そうすることで彼らの自立を促し、子どもたちの未来への夢や希望に繋がればと願っています。
ジャム作りの実演

ジャム作りの実演をしている様子です。
パタンジェ村ではリンゴが採れますが、
保存方法を知らないため、収穫しても
だめになってしまうことがあります。
長期保存ができるジャムの作り方を伝えました。

手芸教室

現地に赴き手芸教室をしている様子です。
パタンジェ村では女性が自立して現金収入を得る手立てがありません。そこで手芸による製品作りを支援しています。

3.日本国内での活動も行っています

パタンジェ村を訪問し、現地で村人に何かを教えることも大事ですが、なかなか現地へ行くことは難しいです。
その代わり、日本で夢広の会について知ってもらうため、報告会を開いたり、イベントやバザーを開催したりと、日本国内での活動もすすめています。

※事務局が兵庫県西宮市のため、その近辺での活動が中心です。

ネパール地震後のチャリティバザーの様子

ネパール地震後のチャリティバザーの様子

  

パタンジェ村のこと

1.エベレストの近くにある山の中の村です

パタンジェ村全景
ネパールの地図
ネパールの首都カトマンズから東に約250Km、エベレストがあるサガルマタ県、ソルクンブ郡タプティン村にあるパタンジェ村は、エベレストの玄関口・ルクラから歩いて2日の道のりです。
カトマンズからは車で約10時間かかります。標高はおよそ2,300~2,500メートル。村には約100軒の家があり、約450人の村人が暮らしています。ネパールは多民族国家で、パタンジェ村はマガール族の村です。
村までの道

ダープという町からパタンジェ村までの道は、舗装されておらずかなりの悪路です。

村の家々

村の家の窓枠は青色で塗られていてかわいらしい印象です。

村の学校

村の学校です。日本でいえば小学校から中学校にあたりますが、入学する年齢はまちまちです。進級試験に受かると次の学年へ上がれます。

低学年の教室

低学年の教室です。1学年ごとに1つの教室が割り当てられています。

松の木で作った桶

村の特産品の松の木で作った桶。松の枝で桶を縛る技術は本当に素晴らしいものです。

2.自給自足の生活が中心です

農作業の様子
村人は昔ながらの農業を中心とした自給自足の生活をしています。
なだらかな斜面には、ジャガイモ、とうもろこし、麦などの畑が広がり、石や板屋根の家々が点在していましたが、震災後はトタン屋根に変わっています。
現金収入を得るだてが少なく、男性のほとんどは海外へ出稼ぎに行かなければならないのが現状で、農作業のほとんどを女性たちが行っています。
ジャガイモの植え付け作業

ジャガイモの植え付け作業の様子。焼き畑農業のような方法で行います。

ニワトリ

ニワトリはどの家でも飼われています。卵をとったり、大事なお客様が来たときはごちそうになります。

ヤギ

ヤギを売れば貴重な現金収入になります。夢広の会でも何度かヤギのプレゼントを行っています。

3.村近郊のピケピークは穴場のトレッキングルート

ピケピーク頂上からの眺め

ピケピーク頂上からの眺め

パタンジェ村の北東方向にはピケピークという山(標高:4,068メートル)があり、村から2~3日の日程でピケピークの頂上に立つことが出来ます。
頂上からは360度の大パノラマが開け、エベレストをはじめとするヒマラヤの山々が美しく見渡せます。
麦畑とピケピーク

麦畑の向こうに見えるピケピークとヒマラヤ山脈

シャクナゲの花

春には美しいシャクナゲの花を見ながらトレッキングができます